題名:中公新書 縛られる日本人 人口減少をもたらす「規範」を打ち破れるか
著者:メアリー・C・ブリントン
訳者:池村千秋
発行:中央公論新社(2022.9.25)
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☆☆☆★★
人口減少や少子化などの日本の問題について社会規範と制度の齟齬という視点から日本だけでなくアメリカとスウェーデンでの調査結果を交えて書かれている本です.著者は「アメリカを代表する日本専門家」とのことです.日本をアメリカやスウェーデンと比較したところが肝でしょうか.恣意的ではありますが,うまく直行軸を張ったように問題が鮮やかに浮かび上がる感じです.