2015年6月25日木曜日

2045年問題 コンピュータが人類を超える日

題名:廣済堂新書 2045年問題 コンピュータが人類を超える日
著者:松田卓也
発行:廣済堂出版(2013.1.1)

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☆☆☆★★

2045年にコンピューターの能力が人類を超えるという話について書かれている本です.資料として読みました.面白いが,まとまりに欠ける印象.同じ話がなんども出てきます.コンピューターの能力が今後どうなるかがきになる方は読んでみてもいいかも.

2015年6月24日水曜日

続ける技術,続けさせる技術

題名:ベスト新書
続ける技術,続けさせる技術
著者:木場克己
発行:ベストセラーズ(2015/01発売)

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☆☆★★★

スポーツ選手のトレーナーなどをしている著者によって「続ける技術」や「続けさせる技術」が書かれている本です.資料として読みました.典型的な消費型新書.読みやすくて,すぐ読み終わるが,とくになにも残らない.

火星の人

題名:ハヤカワ文庫
火星の人
著者:アンディ・ウィアー
訳者:小野田和子
発行:早川書房(2014.8.25)

THE MARTIAN
by Andy Weir
2011, 2014

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☆☆☆☆☆

火星にひとり取り残された宇宙飛行士の物語です.暑いのでなかなか手に取れず,やっと読み始めたのですが,読んでみれば一気です.久しぶりに手応えのあるハードSFです.地に,という,火星に足のついたSFが読みたい人にオススメです.ていうか,そういう方はもうとっくに読んでますね.

2015年6月19日金曜日

本当にあった医学論文

題名:本当にあった医学論文
著者:倉原優
発行:中外医学社(2014.11.20)

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☆☆☆★★

著者が面白いと思った医学論文が紹介されている本です.著者が面白いと思ったからといって読者が面白いと思うわけではないのは,まあいいのですが,読者が医者であることを暗に仮定しているのはいただけません.まえがきに「完全に読み物」とあるのは,一般向けという意味ではないらしい.途中から意味がわからない専門用語と思しき言葉が出てきます.「ネクタイは医学的によくない」というネタは使わせていただきます.

2015年6月17日水曜日

クイズで学ぶ大学の物理

題名:ブルーバックス クイズで学ぶ大学の物理 たいくつな力学と波動がおもしろい
著者:飽本一裕
発行:講談社(2001.4.20)

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☆★★★★

楽しいクイズに答えていくといつの間にか物理の力がついてしまうという触れ込みの本です.資料として購入.
はじめにで「読者の興味を物理の世界に引くため」の工夫として「楽しさを増やし,考える力をつけるためクイズ形式で学習できるようにしています」とあるのですが,クイズが面白くない.「テレビゲームやお笑い芸人たちに溢れている,受けをねらった必死さというものが,物理教育に欠けていると感じるからです」と豪語してるのに.竜頭蛇尾,というか,鼻先だけ龍あとぜんぶ蛇.

考える方法 中学生からの大学講義2

題名:ちくまプリマー新書 考える方法 中学生からの大学講義2
編者:桐光学園/ちくまプリマー新書編集部
発行:筑摩書房(2015.2.10)

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☆☆☆★★

大学で何を学べるかについて「知の最前線でご活躍の先生方」が書いている本です.書き下ろしではなく,あちこちから引っ張ってきたものの再編集です.「中学生からの」と銘打っておいて「大学でなされているクオリティのままに,『学問』を紹介する講義をしていただき」というのはマズイのではないか.どんな中学生が対象なの? それとも,大学の講義の質が...

2015年6月16日火曜日

超能力番組を10倍楽しむ本

題名:超能力番組を10倍楽しむ本
著者:山本弘
発行:楽工社(2007.3.28)

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☆☆☆☆★

テレビの超能力番組を暴いていく本です.面白いのですが,番組を見ていないとよくわからない場面もあります(スミマセン,テレビはあんまり見ないもんで).テレビ番組をすく信じちゃう人,必読.

2015年6月15日月曜日

荒木飛呂彦の漫画術

題名:集英社新書 荒木飛呂彦の漫画術
著者:荒木飛呂彦
発行:集英社(2015.4.22)

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☆☆☆☆★

『ジョジョの奇妙な冒険』の作者,荒木飛呂彦が手の内を明かしている本です.とはいっても,とくに驚くようなことは出てきません.至極まっとうなことが書かれているだけです.もちろん,これを読んだだけでは売れるマンガは描けません.初期の下手な絵を晒しているのはエラい.

2015年6月10日水曜日

「本が売れない」というけれど

題名:ポプラ新書 「本が売れない」というけれど
著者:永江朗
発行:ポプラ社(2014.11.4)

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☆☆☆★★

書店事情や出版事情について書かれている本です.いろいろ知らないことが書かれていて興味深い内容ではあるのですが,同じようなことが再三出てるのはいかがなものかと.第1刷では,182ページに訂正の紙片が貼り付けられていて,この値段の新書でこんな手間のかかることして大丈夫か,と余計な心配をしてしまいました.

2015年6月9日火曜日

永久運動の夢

題名:ちくま学芸文庫
永久運動の夢
著者:アーサー・オードヒューム
訳者:高田紀代志,中島秀人
発行:筑摩書房(2014.1.10)

Perpetual Motion: The History of an Obsession
by Authur W. J. G. Ord-Hume
1977

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☆☆★★★

永久運動について書かれている本です.原書はかなり古いし,邦訳も1987年に出ていて,なぜいまごろ文庫化なのか,ちと疑問です.しかも,単行本が買えるのではないかと思うほど高価格の,ちくま文芸文庫.内容は面白いが,読みにくい.あまり,勧められません.

2015年6月6日土曜日

数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学

題名:数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学
著者:大栗博司
発行:幻冬舎(2015.3.20)

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☆☆☆☆☆

物理学者が数学の話を娘に語りかけるように書いている本です.参りました.なんかもうやる気が失せるくらい,敵いません.というか,ハナから相手にされないか.イラストレーションがまたいい.そして,あとがきで完膚なきまでに打ちのめされた感じです.あぁ
...

2015年6月3日水曜日

エレガントな宇宙 超ひも理論がすべてを解明する

題名:エレガントな宇宙 超ひも理論がすべてを解明する
著者:ブライアン・グリーン
訳者:林一,林大
発行:草思社(2001.12.25)

The Elegant Universe
by Brian Greene
1999

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☆☆☆☆★

超ひも理論のことが書かれている本です.ずっとほったらかしになってたのを,やっと読みました.厚いんだもの.超ひも理論って何,ということを知りたくて,かつ,600ページ近くの本を読む根性がある方にオススメです.内容的にはそれほど難しくはありません.うまく書けてます.自分はバカぢゃない,と信じて根気よく読み進めましょう.