2015年11月27日金曜日

ヒッグス粒子の謎

題名:祥伝社新書
ヒッグス粒子の謎
著者:浅井祥仁
発行:祥伝社(2012.9.10)

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☆☆☆☆★

LHCのアトラス実験に参加する研究者によるヒッグス粒子について書かれている本です.この手の本にしてはよく書けていると思います.このところ,研究者による一般向けの啓蒙書って,年寄りよりも若い人の方が上手い印象ですが,その典型のうまさだと思います.

2015年11月25日水曜日

眠りにつく太陽 地球は寒冷化する

題名:祥伝社新書
眠りにつく太陽 地球は寒冷化する
発行:桜井邦朋
発行:祥伝社(2010.10.10)

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☆☆★★★

太陽の研究者による太陽活動と地球の寒冷化について書かれている本です.太陽の活動は弱くなっていて地球は寒冷化すると予想しています.主張が正しいかどうかはともかく,その根拠の示し方が一面的なのが気になります.

2015年11月24日火曜日

空の上の格差社会 賢いビジネスクラスの選び方

題名:平凡社新書 空の上の格差社会 賢いビジネスクラスの選び方
著者:杉浦一機
発行:平凡社(2015.6.15)

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☆☆☆☆★

航空旅行の歴史とクラス分けの事情について書かれている本です.知らないことがいっぱいでした.エコノミークラスの機内食がワンプレートなのには,そんなわけがあったとは.
ビジネスクラスには手が出ない私たちにも楽しめる本です.

2015年11月21日土曜日

間取り図大好き!

題名:
間取り図大好き!
編者:間取り図ナイト
発行:扶桑社(2013.2.1)

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☆☆☆★★

ヘンな間取り図を集めた本です.面白いのですが,間取り図と実態のギャップの本がもっと面白くなりそうだと思います.取材が大変そうですが.まあ,楽して本にするなら,この手かなと.

2015年11月17日火曜日

大人のための「恐竜学」

題名:祥伝社新書
大人のための「恐竜学」
監修:小林快次
著者:土屋健
発行:祥伝社(2013.10.10)

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☆☆☆☆★

恐竜についての大人のための入門書という本です.確かに,恐竜についてのあれこれは進歩が早いので,子供の方が最新の知識を持ってたりするので,面白い企画です.ウェブ上で募集した質問に答えていく形式も面白い,というか興味深いです.

2015年11月16日月曜日

科学は,どこまで進化しているか

題名:祥伝社新書 科学は,どこまで進化しているか
著者:池内了
発行:祥伝社(2015.8.10)

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☆☆☆★★

科学の最新の知見をわかりやすく解説しようとした本です.内容はともかく,題名に「進化」とつけるのはどうなんでしょう.中では進化を解説してるのに.

2015年11月12日木曜日

浦島太郎は,なぜ年をとらなかったか アインシュタインと遊ぶ

題名:祥伝社新書 浦島太郎は,なぜ年をとらなかったか アインシュタインと遊ぶ
著者:山下芳樹,白石拓
発行:祥伝社(2005.11.5)

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☆☆★★★

いくつかの思考実験を取り上げて天才と呼ばれる科学者の思考過程を解説しようと試みた本です.サプタイトルに「アインシュタインと遊ぶ」とありますが,取り上げられているのはアインシュタインだけではありません.試みとしては面白いと思いますが,成功しているかというと,うーん.

2015年11月11日水曜日

人物で語る数学入門

題名:岩波新書 人物で語る数学入門
著者:高瀬正仁
発行:岩波書店(2015.5.20)

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☆☆☆☆★

デカルト,フェルマー,ライプニッツ,オイラー,ガウスといった数学者たちがどのように考えたのかについて書かれている本です.ある程度数学がわかる人にオススメ.さらっと読むのには向かない本です.

2015年11月10日火曜日

化学で「透明人間」になれますか? 人類の夢をかなえる最新研究15

題名:光文社新書 化学で「透明人間」になれますか? 人類の夢をかなえる最新研究15
著者:佐藤健太郎
発行:光文社(2014.12.15)

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☆☆☆☆★

主に化学の研究動向が紹介されている本です.形式が秀逸.『小説現代』に連載されていたとのことですが,サトシ博士とショウコの掛け合いが上手い.やられました.

p57から宇宙エレベーターについて言及されています.この部分は化学ではないと思いますが,それでもとりあげたくなるくらいに宇宙エレベーターが魅力的だということにしておきましょう.ただ,破断長と実際に静止軌道からケーブルを吊り下げた時に切れる長さがはっきり区別されていません.誤解の多いところなので,修正してほしいなぁ.

2015年11月6日金曜日

人と「機械」をつなぐデザイン

題名:人と「機械」をつなぐデザイン
編者:佐倉統
発行:東京大学出版会(2015.2.24)

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☆☆☆★★

デザインという視点から人と機械の関係を問い直し未来社会を展望したとする本です.期待していた内容ではなかったということもありますが,内容が薄い.インタビューが多いせいでしょうか.残念.