:---bookworm---
本の虫は本を食べて生きています.
なのに,食べても食べても,本は増えるばかり...
食べた本のちょっとした印象を紹介していきます.
2015年12月22日火曜日
人はいかに学ぶか 日常的認知の世界
題名:中公新書 人はいかに学ぶか 日常的認知の世界
著者:稲垣佳世子,波多野誼余夫
発行:中央公論新社(1989.1.25)
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☆☆☆☆★
いわゆる「新しい学習観」に基づく教育について書かれている本です.アクティブラーニングが流行る今こそ,読んでおきたい本です.とくに,学習者が能動的に動きさえすればアクティブラーニングだと思っている教育関係者必読.
2015年12月15日火曜日
周期表 いまも進化中
題名:サイエンス・パレット
周期表 いまも進化中
著者:エリック・R・シェリー
訳者:渡辺正
発行:丸善出版(2013.5.30)
The Periodic Table
A Very Short Introduction
by Eric R. Scerri
2011
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☆☆☆☆★
周期表の歴史と展望(?)が書かれている本です.化学の教科書にあった周期表が絶対に正しいと思っている方にオススメ.113番元素の名前が決まる前に読んでおきたい本です.
2015年12月14日月曜日
元素 文明と文化の支柱
題名:サイエンス・パレット 元素 文明と文化の支柱
著者:フィリップ・ボール
訳者:渡辺正
発行:丸善出版(2013.11.25)
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☆☆☆☆★
歴史や暮らしと関係の深い元素について書かれている本です.化学がいかに生活に密着しているか,改めて感じさせられます.化学の勉強
なんて役に立たないと思っているあなたへ.
2015年12月9日水曜日
化学 美しい原理と恵み
題名:サイエンス・パレット 化学 美しい原理と恵み
著者:ピーター・アトキンス
訳者:渡辺正
発行:丸善出版(2014.3.25)
What is Chemistry ?
by Peter Atkins
2013
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☆☆☆☆★
化学の教科書の著者として有名な著者による,化学とは何かについて優しい語り口で書かれた本です.語り口は優しいが,内容はちょっと難しめかも.理系を目指す中高生にオススメ.
2015年12月7日月曜日
数式なしでわかる物理学入門
題名:祥伝社新書 数式なしでわかる物理学入門
著者:桜井邦朋
発行:祥伝社(2011.7.10)
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☆☆★★★
力学から素粒子論まで数式なしでもわかる,という触れ込みの本です.この手の本にありがちな,わかっている人には分かるだろうけど,知らない人には分からない,という説明になってしまっています.数式がなければ分かりやすくなるということではなく,概念の積み重ねがなければわからないことをたとえ話で説明したことにしているのが問題.
2015年12月5日土曜日
ヒトの本性 なぜ殺し,なぜ助け合うのか
題名:講談社現代新書 ヒトの本性 なぜ殺し,なぜ助け合うのか
著者:川合伸幸
発行:講談社(2015.11.20)
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☆☆☆☆★
比較認知科学の専門家によるヒトの心についての本です.よくまとまっていて面白い本です.ヒトの心についての研究って,自分の化けの皮を剥いでいくようで,不愉快に感じるヒトもいるかもしれませんが,そういう方にこそ
オススメ.
2015年12月1日火曜日
宇宙を動かす力は何か 日常から観る物理の話
題名:新潮新書 宇宙を動かす力は何か 日常から観る物理の話
著者:松浦壮
発行:新潮社(2015.11.20)
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☆☆☆★★
物理学者が数式なしで物理を伝えようとする本です.「数式なしで物理」というジャンルって,需要があるんですかね.しかもほとんどのたとえ話がどこかからの真似だったりするので,どの本見ても同じようなことしか書いてない.それでもこの本では,AKB48の総選挙を持ち出したあたりが新しいのでマシな方.ただ,その比喩はねぇ,という感じですが.
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