:---bookworm---
本の虫は本を食べて生きています.
なのに,食べても食べても,本は増えるばかり...
食べた本のちょっとした印象を紹介していきます.
2016年11月29日火曜日
精霊の箱 チューリングマシンをめぐる冒険
題名:精霊の箱 チューリングマシンをめぐる冒険 上・下
著者:川添愛
発行:東京大学出版会(2016.10.25)
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☆☆☆☆☆
チューリングマシンをテーマとする計算についての物語です.なんのことか,わからないかもしれませんが,計算の解説をしている本ではなく,物語です(読むとわかります).かなりオススメです.
『白と黒のとびら オートマトンと形式言語をめぐる冒険』の続編で,物語としての面白さは前作を上回っていると思います.内容がやや無理矢理なところも見受けられますが,苦労したのだろうな,という感じです.
次はあるのか? 期待してます.
2016年11月18日金曜日
住宅建築家 三人三様の流儀
題名:住宅建築家
三人三様の流儀
著者:中村好文,竹原義二,伊礼智
発行:エクスナレッジ(2016.3.2)
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☆☆☆☆★
住宅建築家3人によるそれぞれの住宅論についての本です.対談とそれぞれか書かれた文章から構成されています.錚々たるメンバーですが,それぞれの違いがわかったりして,面白い.
2016年11月13日日曜日
Glyph* : A visual exploration of punctuation marks and other typographic symbols
題名:Glyph* : A visual exploration of punctuation marks and other typographic symbols
著者:Anna Davies
発行:Cicada Books(2015.11)
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☆☆☆★★
タイトルの通り,glyph がたくさん載っている本(洋書)です.辞書をひくと,glyph は「絵[図案]を使った標識」とでてきますが,この本に載っているのは標識ではなく,印刷に使われる文字ではない,いわゆる約物の字体です.二色刷りの黒ではない方のインクの色がとても見にくいので減点.
資料として.
クモの糸でバイオリン
題名:岩波科学ライブラリー クモの糸でバイオリン
著者:大崎茂芳
発行:岩波書店(2016.10.5)
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☆☆☆☆★
副業(?)としてのクモの糸の研究成果を一般に向けて書かれている本です.とても面白く読みましたが,文書がややわかりにくかったので減点.全体的に,もう少し詳しい説明が欲しかった.よく「クモの糸で宇宙エレベーターはつくれないのでしょうか」という質問を受けるので,もう少し力学的な性質を書いていただけるとありがたかったかも(論文を読めということですね).
2016年11月6日日曜日
新 物理の散歩道
題名:ちくま学芸文庫 新 物理の散歩道 第1集-第5集
著者:ロゲルギスト
発行:筑摩書房(2009.5.10-2010.1.10)
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☆☆☆☆★
日常の出来事や身の回りの現象の不思議を解きほぐしていく本です.念のため説明すると,著者の「ロゲルギスト」は外国人ではなく,物理学者の集まりのペンネームです.うるさい物理学者の議論の様子を垣間見ることができます.棚卸し本.
第5集に載っていた魚悌は,シアトルで実際に見てきたので興味深かったが,きっと行ったことがないと何のことかわからないだろうなという記述が多くて残念.
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