:---bookworm---
本の虫は本を食べて生きています.
なのに,食べても食べても,本は増えるばかり...
食べた本のちょっとした印象を紹介していきます.
2017年8月30日水曜日
進化する地球惑星システム
題名:進化する地球惑星システム
編者:東京大学地球惑星システム科学講座
発行:東京大学出版会(2004.5.10)
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☆☆☆☆★
時間的にも空間的にもさまざまなスケールで地球の出来事をシステム的に書かれている本です.地球のような複雑なシステムを理解するためには,いろいろなことを知らなければならないことがよくわかります.
2017年8月22日火曜日
歴史を変えた100の大発見 物理 探究と創造の歴史
題名:歴史を変えた100の大発見 物理 探究と創造の歴史
著者:トム・ジャクソン
監訳:新田英雄
訳者:ヴォルフガング・フォグリ,フォグリ未央
発行:丸善出版(2017.1.30)
PHYSICS
An Illustrated History of the Foundations of Science
by Tom Jackson
2013
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☆☆☆☆★
物理の歴史を発見でたどる本です.巻末の人物辞典と年表が充実しています.資料的価値大.
ファインマン流物理がわかるコツ
題名:ファインマン流物理がわかるコツ
著者:リチャード・P・ファインマン,マイケル・ゴットリーブ,ラルフ・レイトン
訳者:戸田盛和,川島協
発行:岩波書店(2007.5.29)
FEYNMAM'S TIPS ON PHYSICS:
A Problem-Solving Supplement to the Feynman Lectures on Physics
by Richard P. Feynman, Michael A. Gottlieb, Ralph Leighton
2006
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☆☆☆☆☆
『ファインマン物理学』に収録されなかった講義4本が収められた本です.とくに,試験前に試験の内容と無関係にされたという補講3本が面白い.講義の教科書にしたいくらいです(教科書にはなりませんが).
2017年8月21日月曜日
展望 日本型理科教育 過去・現在・そして未来
題名:展望 日本型理科教育 過去・現在・そして未来
著者:日置光久
発行:東洋館出版社(2005.11.23)
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☆☆★★★
日本の理科教育について書かれている本です.理科と科学の違いについてなどが書かれています.資料としては使えるかもしれません.
学習科学とテクノロジ
題名:放送大学教材 学習科学とテクノロジ
著者:三宅なほみ
発行:放送大学教育振興会(2003.3.20)
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☆☆☆★★
学習科学と学習科学に基づいた実践について書かれている本です.テクノロジーについて書かれている部分は古くなっていますが,学習科学について書かれているところについては参考になります.資料として.
千の顔をもつ英雄
題名:ハヤカワ文庫 千の顔をもつ英雄 上/下(新訳版)
著者:ジョーゼフ・キャンベル
訳者:倉田真木,斎藤静代,関根光宏
発行:早川書房(2015.12.25)
THE HERO WITH A THOUSAND FACES
by Joseph Campbell
1949
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☆☆☆★★
ジョージ・ルーカスが「スターウォーズ」の脚本の参考にしたことで有名な,比較神話学の本です.まあ,一度は読んでおかないと,という感じでしょうか.資料として.
2017年8月17日木曜日
中学生までに読んでおきたい哲学 8 はじける知恵
題名:中学生までに読んでおきたい哲学 8 はじける知恵
編者:松田哲夫
発行:あすなろ書房(2012.5.10)
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☆☆☆☆★
自分の頭で考えるきっかけになるような文章のアンソロジー.
中学生までに読んでおきたい哲学 7 人間をみがく
題名:中学生までに読んでおきたい哲学 7 人間をみがく
編者:松田哲夫
発行:あすなろ書房(2012.5.10)
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☆☆☆☆★
自分の頭で考えるきっかけになるような文章のアンソロジー.
中学生までに読んでおきたい哲学 6 死をみつめて
題名:中学生までに読んでおきたい哲学 6 死をみつめて
編者:松田哲夫
発行:あすなろ書房(2012.5.10)
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☆☆☆☆★
自分の頭で考えるきっかけになるような文章のアンソロジー.
中学生までに読んでおきたい哲学 5 自然のちから
題名:中学生までに読んでおきたい哲学 5 自然のちから
編者:松田哲夫
発行:あすなろ書房(2012.11.15)
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☆☆☆☆★
自分の頭で考えるきっかけになるような文章のアンソロジー.
中学生までに読んでおきたい哲学 4 おろか者たち
題名:中学生までに読んでおきたい哲学 4 おろか者たち
編者:松田哲夫
発行:あすなろ書房(2012.6.10)
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☆☆☆☆★
自分の頭で考えるきっかけになるような文章のアンソロジー.
中学生までに読んでおきたい哲学 3 うその楽しみ
題名:中学生までに読んでおきたい哲学 3 うその楽しみ
編者:松田哲夫
発行:あすなろ書房(2012.10.15)
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☆☆☆☆★
自分の頭で考えるきっかけになるような文章のアンソロジー.
中学生までに読んでおきたい哲学 2 悪のしくみ
題名:中学生までに読んでおきたい哲学 2 悪のしくみ
編者:松田哲夫
発行:あすなろ書房(2012.7.10)
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☆☆☆☆★
自分の頭で考えるきっかけになるような文章のアンソロジー.
中学生までに読んでおきたい哲学 1 愛のうらおもて
題名:中学生までに読んでおきたい哲学 1 愛のうらおもて
編者:松田哲夫
発行:あすなろ書房(2012.9.10)
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☆☆☆☆★
自分の頭で考えるきっかけになるような文章のアンソロジー.
2017年8月13日日曜日
70年代日本SFベスト集成 3 1973年度版
題名:ちくま文庫 70年代日本SFベスト集成 3 1973年度版
編者:筒井康隆
発行:筑摩書房(2015.2.10)
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☆☆☆☆★
『’73年代日本SFベスト集成』の文庫版.1973年の日本SFに関係する雑多なもののアンソロジーです.眉村卓の『通りすぎた奴』が読みたくて買いました.25130階まで階段を上る人についての,ちょっと宇宙エレベーター的なお話です.
2017年8月5日土曜日
講座教科教育 最新の理科教育
題名:講座教科教育 最新の理科教育
発行:森一夫
著者:学文社(1993.3.31)
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☆☆★★★
理科教育についた書かれている本です.資料として.
豪雨と降水システム
題名:豪雨と降水システム
著者:二宮洸三
発行:東京堂出版(2001.6.20)
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☆☆☆★★
地球スケールの降水と水循環や日本列島の豪雨などについて書かれている本です.豪雨は最近になってから起きているわけではないことがわかります.観測網が発達したことで,リアルタイムにわかるようになったのですね.資料として.
ストリンガーの沈黙
題名:ハヤカワSFシリーズ ストリンガーの沈黙
著者:林譲治
発行:早川書房(2005.11.15)
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☆☆☆☆★
宇宙に進出した人類社会とファーストコンタクトが書かれているお話です.同一テーマの短編集『ウロボロスの波動』の続編ですが,こちらは長篇です.やはり,ファーストコンタクトものはコンタクト部分が難しいですね.
校正もれ.306ページ最後の行,「少数」→「小数」
2017年8月2日水曜日
楽器の考古学
題名:ものが語る歴史シリーズ 楽器の考古学
著者:山田光洋
発行:同成社(1998.12.20)
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☆☆☆☆★
日本列島で出土した楽器や楽器と推定される遺物について書かれている本です.典型的な文系の論文みたいな書き方だなぁと思って読み進み,あとがきを読むと,「筆者の学士論文」とあって,驚くと同時に納得しました.資料として.
民族楽器をつくる 音と楽器のミンゾク学
題名:新版 民族楽器をつくる 音と楽器のミンゾク学
著者:関根秀樹
発行:創和出版(2003.10.31)
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☆☆☆☆★
世界中の民族楽器について書かれている本です.つくり方が書かれている楽器もあるので,つくってみることもできます.演奏のしかたがもう少し詳しく書かれてると,もっと良かったのに.資料として.
2017年8月1日火曜日
もうひとつの視覚 「見えない視覚」はどのように発見されたか
題名:もうひとつの視覚 「見えない視覚」はどのように発見されたか
著者:メルヴィン・グッデイル,デイヴィッド・ミルナー
訳者:鈴木光太郎,工藤信雄
発行:新曜社(2008.4.20)
SHIGHT UNSEEN
An Exploration of Conscious and Unconscious Vision
Melvyn A. Goodale, A. David Milner
2004
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☆☆☆☆★
行為(運動)のための意識されない視覚について書かれている本です.私たちが「見ている」と思っているものが脳が見ているもののすべてではない,ということを見つけた方たちが,とてもわかりやすく書いています.そんなことがあるのか,と驚きますが,でもよく考えてみると,日常的にある(たとえば,考え事をしながら歩く,とか)ことだなぁ,と感心します.つくづく意識というのは後付けだな,と.視覚や意識に興味がある方にオススメ.
厳選例題 Excel で解く問題解決のための科学計算入門
題名:厳選例題 Excel で解く問題解決のための科学計算入門
著者:吉村忠与志
発行:技術評論社(2005.12.5)
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☆☆★★★
Excel を使って教科書的な科学の問題を解く方法が書かれている本です.まえがき(「はじめに」)に,問題は e-learning のためにインターネットで公開している例題を多く採用した,と書いてあるので,おそらくその紙版という感じなのでしょう.羅列的で,面白い内容ではありませんでした.また,Excel を使って,といいながら,VBA を使うのは反則な気がします.ただ,絶対参照の “$” を入力するのに [F4] キーが使える,というのは知りませんでした.
プログラムはなぜ動くのか 知っておきたいプログラミングの基礎知識
題名:プログラムはなぜ動くのか 知っておきたいプログラミングの基礎知識
著者:矢沢久雄
発行:日経BP社(2001.10.1)
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☆☆★★★
プログラムが動作する仕組みについて書かれている本です.なにせ古いので,現在の状況とは異なる点も多いのですが,基本的な部分については変わらないでしょう.それにしても,「WYSIWYG」とか「ニーモニック」とか,久しぶりに見ました.また,「なぜか人工知能のブームは去ってしまいましたが」などとあり,隔世の感ありです.現在,第3次人工知能ブームといわれていますが,これも「去ってしまいましたが」と書かれるときが来るのでしょうか.
カオスとフラクタル Excelで体験
題名:カオスとフラクタル Excelで体験
著者:臼田昭司,東野勝治,井上祥史,伊藤敏,葭谷安正
発行:オーム社(1999.2.26)
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☆☆☆★★
カオスとフラクタルについて書かれている本です.Excel などを使って読者がいろいろと確かめながら進めることができます.資料として.
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