著者:キム・スタンリー・ロビンスン
発行:東京創元社(1998.8.28,2001,12,21,2017,4,21)
RED MARS, GREEN MARS, BLUE MARS
by Kim Stanley Robinson
1993, 1994, 1996
1993, 1994, 1996
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☆☆☆☆★
人類が火星に移り住む様子について語られている SF です.長い.各巻 500 ページほど,『ブルー・マーズ』に至っては 600 ページ超えです.そして,3 部作のそれぞれが出る間隔も長い.シリーズ最終作の『ブルー・マーズ』が出たのは,最初の『レッド・マーズ』が出てから 20 年,2 作目の『グリーン・マーズ』が出てから 16 年経ってからです.これだけ間があいてもきっちりシリーズを完結させてくる東京創元社には敬意を払いますが,『レッド・マーズ』『グリーン・マーズ』がどんなお話だったのかは忘れてます.もう一度最初から読み直しましたよ.面白いのですが,一気に読むとさすがに疲れます.そして残念ながら,良い長編を読んでいて残りのページ数が少なくなってきたとに感じる「ああ,終わってほしくない」という感覚は得られませんでした.長すぎかも.ところどころ,物理的に木になる記述があることも含めて,星ひとつ減点.
火星に宇宙エレベーターがつくられ,落とされ,またつくられます.宇宙エレベーターの記述についてはいろいろいいたいこともありますが,書かれた時代を考えるとこんなものかなと.
火星に宇宙エレベーターがつくられ,落とされ,またつくられます.宇宙エレベーターの記述についてはいろいろいいたいこともありますが,書かれた時代を考えるとこんなものかなと.
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