題名:CPUの創りかた IC10個のお手軽CPU設計超入門 初歩のデジタル回路動作の基本原理と製作
著者:渡波郁
発行:毎日コミュニケーションズ(2003.9.30)
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コンピューターの中核である CPU の原理と4 bit CPU を汎用 IC で組む設計例が解説されている本です.ロジックについてはちょっとは知っていましたが,ハードウェアの原理というか,デジタル回路についてはほとんど知らなかったので,勉強になりました.機械語とかニーモニックとか,PC-1500 で触って以来,数十年ぶりに再会しました.初版は15年以上前ですが,コンピューター関連の本としては驚異的な長寿命で,2019年に28刷りが出てます.
ただ,抵抗の単位が「KΩ」と書かれているのが気になりました.SI接頭語ではキロは小文字なので「kΩ」です.二進数の 1024 を「K」と書くのに引っ張られたのか,回路図では大文字で書く習慣だからか,だと思うのですが,本文では「k」にしたほうがいいと思います.
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