著者:笹本祐一
発行:東京創元社(2021.12.10)
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☆☆☆★★
民間の航空宇宙会社の人たちが地球近傍の彗星に行くレースをするお話です.下巻の中盤から結末にかけてが唐突な感じをうけました.Apple の Book にて.
著者:笹本祐一
発行:東京創元社(2021.12.10)
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☆☆☆★★
民間の航空宇宙会社の人たちが地球近傍の彗星に行くレースをするお話です.下巻の中盤から結末にかけてが唐突な感じをうけました.Apple の Book にて.
題名:共立スマートセレクション38 われら古細菌の末裔 微生物から見た生物の進化
著者:二井 一禎
発行:共立出版(2023.2.25)
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☆☆☆☆★
真核生物がどのように進化してきたと考えられるかについて書かれている本です.生命が誕生する前に起きたと考えられる化学進化から描かれています.途中に同じような記述が繰り返し出てきたりすることもありますが,よくまとめられている印象です.
54ページ下から12行目「火山の河口付近」→「火山の火口付近」.160ページ11行目,閉じる鉤括弧がない(おそらく「……取り込まれて細胞小器官になった」で閉じる).
著者:ジェレミー・デシルヴァ
訳者:赤根洋子
発行:文藝春秋(2022.8.10)
FIRST STEPS: How Upright Walking Made Us Human
by Jeremy DeSilva
2021
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☆☆☆☆★
ヒトがどのようにして直立二足歩行をするようになったのか,それによって得たもの失ったものはなんなのか,などについて書かれている本です.人類史についてわかりやすく整理せれています. その分,専門家から見ると不十分な記述が多いかもしれませんが,素人には読みやすい分量です.図版が少ないのが残念ですが,いまどきはインターネットで検索しながら読めばこれで価格的に十分なのかもしれません.
94ページ3行目「放射線崩壊」→「放射性崩壊」
著者:プラトン
訳者:)藤澤令夫
発行:岩波書店(1994.10.17)
MENΩN
ΠΛΆΤΩΝOΣ
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☆☆☆★★
プラトンによるソクラテスとメノンの対話篇です.2000年以上前の本が日本語で読めるなんてすごいですね.プラトンは,有名な召使いとのやり取りで「ぼくのほうは質問するだけで,教えはしないのだが——そもそもなにを発見するだろうか」とソクラテスに語らせていて,教育というのは変わらないのだな,と感じました.ただ,メノンさんが素直すぎる印象です.プラトンの狙いなのか,時代なのか.
著者:Stephen M. Kosslyn
発行:Oxford University Press(2006.8.10)
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☆☆☆★★
グラフやチャートの描き方や注意点などについて書かれている本です.8つの心理学的な原理に基づいているとうたっていますが,大体常識的な事柄です.グラフを描くときの注意点に疑問を感じる方は読むと理解できるようになると思います.
著者:笹本祐一
発行:東京創元社(2021.10.29)
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☆☆☆★★
民間の航空宇宙会社の人たちとそこに雇われた宇宙飛行士にまつわるお話です.著者自身による「あとがき」のタイトル「来なかった未来の答合わせ」が的確な表現の小説だと思います.執筆が1997年で20-30年後の未来を想定して書いたとのことなので,まさに現在の状況を予想した書かれた本ということになります.予想がどうだったかはともかく,内容は陳腐ではなく,現在でも十分面白いと思います.冒頭の派手さに比べて淡々とお話が進んでいくのがどうかなとも思いましたが,それがリアリティを与えているとも思います.Apple の Book にて.