著者:笹本祐一
発行:東京創元社(2021.10.29)
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☆☆☆★★
民間の航空宇宙会社の人たちとそこに雇われた宇宙飛行士にまつわるお話です.著者自身による「あとがき」のタイトル「来なかった未来の答合わせ」が的確な表現の小説だと思います.執筆が1997年で20-30年後の未来を想定して書いたとのことなので,まさに現在の状況を予想した書かれた本ということになります.予想がどうだったかはともかく,内容は陳腐ではなく,現在でも十分面白いと思います.冒頭の派手さに比べて淡々とお話が進んでいくのがどうかなとも思いましたが,それがリアリティを与えているとも思います.Apple の Book にて.
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