2024年8月25日日曜日

標準 ベイズ統計学

写真 : ベイズ統計学

題名:標準 ベイズ統計学

著者:ピーター・D・ホフ

訳者:入江薫,橋本真太郎,菅澤翔之助

発行:朝倉書店(2022.6.1)


A First Course in Bayesian Statistical Meathods

by Peter D. Hoff

2009


--

☆☆☆★★


ベイズ統計について書かれている本です.実践的な内容で,ある程度統計やRについての知識のある人向けです(Rってなに? という方には向いていません).統計学では普通なのかもしれませんが,見かけない表現で数式が書かれていて,読みにくく感じました.

44ページ11行目「b+n-1」→「b+n-y」.193ページ3行目「実線全体」→「実数全体」.

間違いではないのですが,たとえば167ページ下から3行目の数式で「p」が異なる二つの意味に使われるなど,わかりにくい表現があります.

2024年8月23日金曜日

アブダクション 仮説と発見の論理

アブダクション

題名:アブダクション 仮説と発見の論理

著者:米盛裕二

発行:勁草書房(2007.9.20)


--

☆☆☆☆★


演繹と帰納に並ぶ第三の推論としてパースが提唱したアブダクション(仮説的推論)について書かれている本です.同じことの繰り返しが多く,多少しつこく感じますが,アブダクションや他の推論との関係について考えることができます.

176ページ7行目「……天王星の摂度」→「……天王星の摂動」だと思います.著者がすでに亡くなっているので,原稿からこうなっていれば修正されないかもしれませんが.


2024年8月5日月曜日

人体の限界 人はどこまで耐えられるのか人の能力はどこまで伸ばせるのか


題名:サイエンス・アイ新書 人体の限界 人はどこまで耐えられるのか人の能力はどこまで伸ばせるのか

著者:山﨑昌廣

発行:SBクリエイティブ(2018.3.25)


--

☆☆★★★


人体の限界について概説されている本です.とはいっても,網羅的に書かれているわけではありません.なんというか,値段なりという感じです.資料として入手しましたが,残念ながらあまり使えそうにありません.