本の虫は本を食べて生きています. なのに,食べても食べても,本は増えるばかり... 食べた本のちょっとした印象を紹介していきます.
著者:高田健次郎
発行:丸善(2003.12.10)
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☆☆☆★★
原子の世界と量子力学の導入が描かれている本です.署名には「量子力学入門」とありますが,内容は「原子の世界の謎」と「量子力学入門」の2部に分かれています.どちらも導入としてわかりやすく書かれていて,量子力学を学び始める前に読んでおくとよさそうな本です.単位の取り扱いがSIに準じていない(たとえばp16)のが残念.
著者:カート・セリグマン
訳者:平田寛,澤井繁男
発行:平凡社(2021.1.8)
The History of Magic
by Kurt Seligmann
1948
主に西洋の魔術的なものについて書かれている本です.この方面には詳しくないので網羅的なのかはわかりませんが,かなり詳細に書かれている印象です.魔法使いや錬金術師が出てくるあのお話はこの本を参考にしたのかな,と思いつくお話が複数あります.資料として.