若い読者のための 第三のチンパンジー 人間という動物の進化と未来

題名：若い読者のための 第三のチンパンジー 人間という動物の進化と未来
著者：ジャレド・ダイアモンド
編著：レベッカ・ステフォフ
訳者：秋山勝
発行：草思社（2015.12.18）

The Third Chimpanzee for Young People
On the Evolution and Future of the Human Animal
by Jared Diamond
adapted by Rebecca Stefoff
2014

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☆☆☆★★

『人間はどこまでチンパンジーか？』の内容のアップデートと若い読者向けて書き直された本です．若い読者に向けてというほど，読みやすくありません．前著を読んだ方は読まなくてもいいかも．

捏造の科学者 STAP細胞事件

題名：捏造の科学者 STAP細胞事件
著者：須田桃子
発行：文藝春秋（2014.12.30）

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☆☆☆★★

いわゆるSTAP細胞事件を取材していた毎日新聞の記者によって書かれた「科学史に残るスキャンダル」についての本です．詳細な状況が書かれています．とはいっても，出版時点では（いまでも，ですが）なぜこのようなことが起きたのかについてははっきりしていないので，物足りません．これ以上の取材は，新聞記者の方には難しいのかな．ちょっと残念．

県庁おもてなし課

題名：県庁おもてなし課
著者：有川浩
発行：角川書店（2013.4.5）

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☆☆☆☆★

自治体の観光課を変えたともいわれる小説です．展開が最後まで読めてしまうにもかかわらず，面白かった．期待を裏切られない楽しさというのか，そういう書き方もあるという勉強になりました．あ，それから，カバーの絵がイイです．なのに，映画の帯で隠されてしまっていて，残念．

あなたの睡眠を改善する最新知識 朝型勤務がダメな理由

題名：あなたの睡眠を改善する最新知識 朝型勤務がダメな理由
著者：三島和夫
発行：日経ナショナルジオグラフィック社（2016.1.26）

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☆☆☆★★

睡眠について研究しているかた睡眠についての研究成果の解説が書かれている本です．タイトルは釣りです（ていうか，釣られました...）．内容はまともで，とくにびっくりするようなことは書かれていません．睡眠のことをよく知らない方にはオススメ．

アラビア科学の話

題名：岩波新書 アラビア科学の話
著者：矢島祐利
発行：岩波書店（1965.2.20）

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☆☆☆☆★

9世紀から12世紀にかけて栄えたアラビア科学について，数学，占星術と天文学，錬金術と化学，物理と技術，医学と薬学などの諸分野について概観している本です．決して読みやすくありませんが，資料としては十分です．自然科学の源流を知りたい方にオススメ．

骨から見る生物の進化【普及版】

題名：骨から見る生物の進化【普及版】
著者：ジャン=バプティスト・ド・パナフュー
写真：パトリック・グリ
訳者：吉田春美
発行：河出書房新社（2011.11.30）

EVOLUTION (new edition)
by Jean-Baqttiste de Panafieu
Photos by Patrick Gries
2011

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☆☆☆☆★

骨格から進化の痕跡を読み解くという本です．写真がとても綺麗です．なにかの役に立つというより，眺めて楽しむ本．

進化 生命のたどる道

題名：進化 生命のたどる道
著者：カール・ジンマー
日本語版監修：長谷川眞理子
発行：岩波書店（2012.5.29）

THE TANGLED BANK:
An Introduction to Evolution
by Carl Zimmer
2010

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☆☆☆☆★

生命の進化について多面的に書かれている本です．この本を読むだけで，進化についは一通りわかる感じです．色刷りでわかりやすいのですが，重いし高いので，星ひとつ減点．