著者:川口友万
発行:カンゼン(2018.1.5)
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☆☆☆★★
ラーメンに関するいろいろな疑問を解明しようとする本です.科学的な用語や原理は出てきますが,化学的にアプローチしているわけではありません.論文じゃないから当たり前か.内容的には充実していると思いますが,残念ながら私が知りたかったことについては書かれていませんでした(これはチャンス?).校正漏れなのか意図的なのか,145ページに「科学調味料」とあって,妄想が止まらない(同じページに「化学調味料」もあるので,単なる変換ミスだと思いますが).あと,オノマトペについての章は,岩波科学ライブラリーの窪薗晴夫編『オノマトペの謎―ピカチュウからモフモフまで』の内容とかぶってます.あまりよろしくないので星ひとつ減点.カバーのイラストはなかなか秀逸ですが,「化学実験といえばアルコールランプ」的なところがちっと残念.
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