題名:自動人形(オートマトン)の城 人工知能の意図理解をめぐる物語
著者:川添愛
発行:東京大学出版会(2017.12.18)
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☆☆☆☆★
「人工知能」と「人間の言葉」をテーマとした物語で解説しようという本です.『白と黒のとびら』『精霊の箱』の著者による本で,研究の傍ら次々と物語形式の解説本を出すので,すごいなぁと思っていたら,この本の奥付の著者略歴では「現在 作家」となっていました,なるほど.とはいえ,この手の本を次々に書くのはなかなか大変なことだと思います.
内容は少し自然言語処理のことを知っている方なら予想がつく程度の難易度です.物語として読んでも楽しめると思います(典型的な映画シナリオの構成です).数式などは出てこないので,これなら縦組みでも良かったのではないかな,と思います.その方が読者層が広がったのではないかな.
真剣に校正をしたわけではなく,たまたま目についたところですが,初版のせいか,構成漏れを見つけました.
32ページ2行目:」→ )
166ページ8行目:張→貼
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