著者:後藤明
発行:講談社(2017.12.20)
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☆☆☆☆★
世界中の神話には共通点があって古いタイプの「ゴンドワナ型」と新しいタイプの「ローラシア型」に分けられ,これが人類移動のシナリオと合致することがわかってきた,ということについて書かれている本です.人類史や世界の神話について整理されていて,とても興味深いのですが,最後がちょっと強引に感じました.よく編集に削られなかったなぁ,という感じです(私の印象では,著者が一番いいたいことは編集者のお気に召さないことが多い,のですが,それって私だけ?).
神話の中に,宇宙エレベーターと解釈できなくもない記述があります.インドネシア・スラウェシ島のトラジャ族の神話とのことで,p251 に「はじめ,天と地の間は近く,神が縄に結んで食料を天空から降ろしていた」とあります.探せばもっとあるのかも.
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