題名:人類,宇宙に住む 実現への3つのステップ
著者:ミチオ・カク
訳者:斉藤隆央
発行:NHK出版(2019.4.25)
The Future of Humanity: Terraforming Mars, Interstellar Travel, Immortality, and Our Destiny Beyond Earth
by Michio Kaku
2018
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☆☆☆★★
人類の未来についての想像が書かれている本です.奔放に書かれている感じで,所々前後関係がわからない部分もありますが,全般的には読みやすい本です.かなりの部分が著者の勝手な想像で,想像であるということが読み取ることができるなら,それはそれで構わないのですが,そうでもないように感じられるのが危惧されます.それから,想像力が勇み足になっていそうな部分も,散見されます.たとえば,250ページに人類のしゅつアフリカについての記述がありますが,そこに「人類が新たな住みかを求めて七万五000年程前にアフリカを出たとき,彼らはその旅を終えるのに何世代もかかりそうなことに気づいていたはずだ」と書かれていますが,旅を終える,とい言葉の意味にもよりますが,さすがにそんなことはないだろうと思います.
宇宙エレベーターについての記述もあり,213ページには国際宇宙航行アカデミー(IAA)の報告書(“Feasibility of the Space Elevator and a Way Forward”)についても言及されています.ありがとうミチオさん.
2019年9月16日月曜日
2019年9月9日月曜日
量子コンピュータが変える未来
題名:量子コンピュータが変える未来
著者:寺部雅能,大関真之
発行:オーム社(2019.7.20)
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☆☆☆★★
量子コンピューター,というか,量子アニーリングマシンはどのような用途に使えるのかについて書かれている本です.原理的なことも書かれていますが,量子力学にはほぼ踏み込まないので,わかっている人にとっては物足りなく,わかっていない人にとっては何のことだかわからない説明になっていると思います.原理はともかく,どんな用途に使うことができるのかを知りたい,現状がどうなっているのかを知りたい,という方にオススメ.
94ページの「2の2048個であれば」は「2048個であれば」の誤りだと思います.
著者:寺部雅能,大関真之
発行:オーム社(2019.7.20)
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☆☆☆★★
量子コンピューター,というか,量子アニーリングマシンはどのような用途に使えるのかについて書かれている本です.原理的なことも書かれていますが,量子力学にはほぼ踏み込まないので,わかっている人にとっては物足りなく,わかっていない人にとっては何のことだかわからない説明になっていると思います.原理はともかく,どんな用途に使うことができるのかを知りたい,現状がどうなっているのかを知りたい,という方にオススメ.
94ページの「2の2048個であれば」は「2048個であれば」の誤りだと思います.
2019年9月6日金曜日
異世界誕生 2006
2019年9月3日火曜日
数学の贈り物
題名:数学の贈り物
著者:森田真生
発行:ミシマ社(2019.3.22)
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☆☆★★★
題名は『数学の贈り物』ですが,数学についての,というより,数学と関係がないこともないかなぁという話題のエッセイ集です.まあ,この手の本になにを求めるか,ですが,私にとっての「おくりもの」ではなかったようです.
著者:森田真生
発行:ミシマ社(2019.3.22)
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☆☆★★★
題名は『数学の贈り物』ですが,数学についての,というより,数学と関係がないこともないかなぁという話題のエッセイ集です.まあ,この手の本になにを求めるか,ですが,私にとっての「おくりもの」ではなかったようです.
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