題名:「知の再発見」双書 記号の歴史
著者:ジョルジュ・ジャン
訳者:田辺希久子
発行:創元社(1994.7.4)
Langage de signes l'ecriture et son double
by Georges Jean
1989
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☆☆☆★★
記号や象徴について書かれている本です.図版が多いのはいいのですが,文章は読みにくいのが残念です.もっと詳細な記述が欲しかった.資料として.
著者:ジョルジュ・ジャン
訳者:田辺希久子
発行:創元社(1994.7.4)
Langage de signes l'ecriture et son double
by Georges Jean
1989
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☆☆☆★★
記号や象徴について書かれている本です.図版が多いのはいいのですが,文章は読みにくいのが残念です.もっと詳細な記述が欲しかった.資料として.
編者:松本三和夫
発行:東京大学出版会(2021.2.5)
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☆☆☆★★
科学や技術と社会との関わりを社会学の視点から捉えるための枠組みを提供することを目的に書かれている本です.この手の複数著者が各章を担当する本ではありがちですが,読みやすい章と読みにくい章の差が激しい.科学社会学ってどんなもの,ということを知りたいという方がざっと目を通すにはいいのかもしれません.そもそも社会学がわかっていないと,よくわからないので注意が必要です.資料として.
著者:藤岡啓介
発行:工業調査会(2003.3.15)
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☆★★★★
英語文書の作成と編集のためのルールと常識が書かれているハンドブックです.「本書のねらい」には立派なことが書かれており,内容はそのねらいの通りなのかもしれませんが,記述が正確でなければ元も子もありません.この本は校正をしているのでしょうか.校正漏れはなかなかなくせないものですが,あまりにもミスが多い.この本をハンドブックとして使うのはお勧めしません.あ,それから,単位記号が略号である旨の記述がありますが,SI単位においては略号ではありません.
以下に気がついた校正漏れと思われる点を挙げます.p51 “£” → “£”(原稿で通過記号を指示したつもりがそのまま掲載された?), p83 “a, b, c” → “a, b, c”(本文に「下線を施します」とあるにもかかわらず下線がない), p51 “分かりやるく” → “分かりやすく”(手書き原稿を誤読?), p85 “unite” → “unit”, p89 “– 12V” → “-12 V”, “3ma” → “3 mA”(単位の記法の誤解), p90 “under1ine” → “underline”, p91 “文章の区切りや小数点など数字では記号。を用いますが” (意味不明), p91 “記号の中黒を3点…のように打ちます”(三点リーダーは中黒みっつではない), p100 “their(彼らの)”トルまたは改行, p102 “altemative” → “alternative”(手書きの “rn” が “m” に見えた?), p105 “father-in-laws” → “fathers-in-law”, p107 “signa1” → “signal”, p107 “am” → “an”, p109 “rely a” → “relay”, p112 “合わせるます” → “合わせます”(アーニャ語を先取り!), p114 “air force logistic command” → “Air Force Logistic Command”, p114 “quantity” → “quality”(3か所), p115 “contrast” → “contract”(おそらくこの辺は手書き原稿を版に起こした人の誤読), p117 “計量価”?, p121 “substantiation rest” → “substantiation test”, p121 “supplier 改変された,改訂された” → “supplier 供給者”(?), p123 “鎧戸(よろいど)”トル?, p126 “落とし樋”トル?, p127 “lever”トル, p107 “am” → “an”, p131 “in” → “ir”, p139 “Amy” → “Army”, p107 “am” → “an”, p140 “antema” → “antenna”, p143 “cubic meters” → “cubic centimeters”, p145 “igma” → “sigma”, p148 “antema” → “antenna”(同じ誤読を何度も), p160 “Amy” → “Army”, p171 “lockon” → “lock on”, p172 “sel-” → “self-”, p175 “optica1 filter wave 1 ength” → “optical filter wave length”, p182 “蒸す”1字出す, p191 “sin” → “sin L”, p191 “chamel” → “channel”, p194 “sin2, cos3” → “sin^2, cos^3”(上ツキ), p194 “0・5” → “0.5”, p195 “fifty-sixty” → “fifty-six”, p160 “Amy” → “Army”, p196 数式中の “2” のフォントが変, p160 “Amy” → “Army”, p196 “{3y-(ax-y)” → “{3y-(ax-y)}”, p197 見出しの “I” を追加, p198 “mutual number” → “mutual division”, p198 “素約数” → “素因子”, p199 “有理数” → “有理式”, p160 “Amy” → “Army”, p200 “点兎”点と兎の間で改行, p207 “para6-9” → “para 6-9”, p211 例示が不適切, p212 “theri” → “the”, p222 “simulted” → “stimulated”, p244 “もっと手近の” → “もっとも手近の”, p258 “on” → “one”, p260 “証明” → “照明”, p262 “排気スタッフ” → “排気スタック”, p267 “pain” → “paint”.
著者:アンディ・ウィアー
訳者:小野田和子
発行:早川書房(2021.12.16)
Project Hail Mary
by Andy Weir
2021
☆☆☆☆★
ひとりの人が地球を救うためにいろいろするお話です.あまり書くと,というか,ちょっとでも書くとネタバレになるので紹介が難しい.面白いSFです.大きな嘘で世界観をつくったら,あとはその中で論理的に展開している感じは,アンディ・ウィアーだなって感じです.のブックにて.