題名:科学のことばとしての数学 統計学のための数学入門30講
著者:永田靖
発行:朝倉書店(2005.3.25)
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☆☆★★★
統計学を勉強するために必要な数学の入門書として書かれた本です.「まえがき」によると「ていねいな説明が必要」という目的を持って書かれたとのことですが,「大学初年時の微積分や線形代数の教科書の1冊や2冊は手元に持っている」人を対象読者としていると書かれている通り,入門書としては記述が通り一遍です.既に統計のことを知っている人向きで,この本だけで統計学とそれに関する数学が理解するのは難しいと思います.また,朝倉書店の「数学30講シリーズ」をヒントにしてタイトルをつけた,とのことですが,ヒントというよりそのままですね.もう一工夫欲しいところです.資料として.
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