題名:講談社文庫 水鏡推理
著者:松岡圭祐
発行:講談社(2016.11.1)
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☆☆☆☆☆
文部科学省の「研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォース」に配属された一般職を主人公としたミステリーです.ミステリーといっても,陽に殺人は起きません(なぜ「陽に」などという表現をしたのかは,読んでいただけるとわかります).研究不正の方法などについていいたいこともありますが,エンターテインメントとして,とても楽しく読みました.Apple Book にて.
中盤で宇宙エレベーターが登場します.SFではないので,もちろん本物(?)の宇宙エレベーターではありません.微妙な立ち位置での登場ではありますが,扱いは誠実です.宇宙エレベーターの現状をよく調べた上で書かれているように感じました.
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