2017年1月29日日曜日

洋服を着る近代 帝国の思惑と民族の選択

題名:洋服を着る近代 帝国の思惑と民族の選択
著者:ロバート・ロス
訳者:平田雅博
発行:法政大学出版局(2016.2.15)

CLOTHING: A Global History
by Robert Ross
2008

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☆☆☆★★

なぜ世界中の人々が同じような服を着るようになったのかについて書かれている本です.植民地や奴隷制などの研究者という著者らしく,詳細は書き込まれてるのですが,結論は読む前からだいたい想像できる通りで,ちっとばかしがっかりしました.まぁ,なんだかんだといってもそうなるよね,という感じ.

中で,日本の話も結構出てくるのですが,文献の引用が,たとえば井原西鶴が書いた文の場合,井原西鶴の文とその現代語訳が併記されていて,でも英語からの翻訳なので原文には現代語訳が併記されているはずもなく,なんだかねじれ感が面白い.内容とは関係ありませんが.

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