題名:中学生の数学嫌いは本当なのか 証拠に基づく教育のススメ
著者:内田昭利,守一雄
発行:北大路書房(2018.4.2)
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☆☆☆★★
科学的な根拠に基づいた教育のための調査方法のひとつとしての「潜在連想テスト」と,それによる調査で得られた,中学生の数学嫌いの多くが「偽装」であることが書かれている本です.「潜在連想テスト」というものがあることを知らなかったので,勉強になりました.ちょっと試してみたくなります.ただ,本書を読んでも具体的なテストについての事柄はよくわかりません.興味を持ったら論文や著者のサイトにアクセスしろ,ということでしょうか.科学的な根拠に基づいた教育が必要,という主張には全面的に賛成ですが,著者たちの方法以外についてはほとんど触れらていないのは(というか,日本においてはほぼない,という主張ですが)残念です.
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