著者:篠田謙一
発行:中央公論新社(2022.2.25)
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古人骨のDNA研究の成果などをもとに人類の進化史やホモ・サピエンスの拡散について書かれている本です.主に「次世代シークエンサ」によって DNAを解析した結果に基づいて記述されているとのことですが,洞窟内の土壌に残るアミノ酸からも解析できるようになっているとのことで,そちらの方が驚きでした.書名は『人類の起源』ですが,分量としては起源よりもその後の拡散の方が多く書かれています.進歩の激しい分野だけに,執筆時にわかっていることとわかっていないことがはっきり書かれていて,好感が持てます.
90ページ4行目「図2-8」→「図2-7」
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