2009年4月30日木曜日

となりの車線はなぜスイスイ進むのか?


題名:となりの車線はなぜスイスイ進むのか? 交通の科学
著者:トム ヴァンダービルト
訳者:酒井 泰介
発行:早川書房(2008.10.25)
ISBN: 9784152089717

TRAFFIC:Why We Drive the Way We Do(and What It Says About Us)
by Tom Vanderbilt
2008

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☆☆☆☆★

交通と心理などについて書かれた本です.普段からしている運転法が根拠付けられたような気がして,気分よく読めました.それにしても,邦題が素晴らしい.グッとつかまれた感じです.ただし,校正不足です.

2009年4月28日火曜日

黄金比はすべてを美しくするか?


題名:黄金比はすべてを美しくするか? 最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語
著者:マリオ リヴィオ
訳者:斉藤 隆央
発行:早川書房(2005.12.15)
ISBN:9784152086914

THE GOLDEN RATIO:The Story of Phi,the World’s Most Astonishing Number
by Mario Livio
2002

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☆☆☆☆★

黄金比について書かれた本です.絵画などでなんでも黄金比をあてはめてしまうのはどうかと思っていましたが,同じようなことがより詳細に論じられていて,スッキリしました.単に見た目がカッコいいというだけではない,黄金比の数学的な魅力についても十分書かれていると思います.

2009年4月20日月曜日

雷に魅せられて


題名:DOJIN選書 雷に魅せられて カミナリ博,士その謎を追う
著者:河崎 善一郎
発行:化学同人(2008.5.20)
ISBN:9784759813166

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☆☆☆☆★

雷の研究者が研究や観測の切っ掛けことなどについて書いた本です.動機が書かれていて面白いです.

2009年4月19日日曜日

疑似科学はなぜ科学ではないのか

題名:疑似科学はなぜ科学ではないのか そのウソを見抜く思考法
著者:C. M. ウィン,A. W. ウィギンズ
訳者:奈良 一彦
発行:海文堂出版 (2009.2.10)
ISBN:9784303734909


QUANTUM LEAPS IN THE WRONG DIRECTION:Where Real Science Ends…and Pseudoscience Begins
by Charles M. Wynn, Arthur W. Wiggins, Sidney Harris
2001

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☆☆☆☆★

疑似科学をネタにクリティカル.シンキングについて書かれてた本です.面白いのですが,内容的にはどこかで読んだものばかりという印象.寝たがアメリカ的なのはやむを得ないか?

2009年4月14日火曜日

サイエンスコミュニケーション


題名:サイエンスコミュニケーション 科学を伝える5つの技法
編著:千葉 和義,仲矢 史雄,真島 秀行
発行:日本評論社(2007.3.22)
ISBN:9784535784734

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☆☆☆★★

サイエンス・コミュニケーションに必須の技法をについて書かれた本です.まあまあといったところ.技法として外部資金導入スキルが挙げられていて面白かったが,これでは資金は取れないと思う.

適当な日本語


題名:アスキー新書 適当な日本語
著者:金田一 秀穂
発行:アスキー・メディアワークス(2008.8.10)
ISBN:9784048672962

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☆☆☆★★

間違いやすい言葉遣いや変化しつつある言葉などについて書かれた本です.一度読んでおくといいかも.

2009年4月13日月曜日

映像制作入門


題名:映像制作入門 見せることへのファーストステップ
編著:鈴木 誠一郎,喜多 千草
発行:ナカニシヤ出版(2009.1.20)
ISBN:9784779503078

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☆☆☆★★

どのようにしたら映像作品をまとめあげることができるかについて書かれた本です.なかなか本を読むだけでは伝わりにくいないようですが,一読しておくと,いい絵が撮れるかも.

2009年4月8日水曜日

iPhoneをつくった会社


題名:アスキー新書 iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化
著者:大谷 和利
発行:アスキー・メディアワークス(2008.8.10)
ISBN:9784048672894

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☆☆★★★

アップルのiPhoneを軸にアップルのの流儀や企業文化について書かれた本です.「iPodをつくった男」の方が面白かった.

iPodをつくった男


題名:アスキー新書 iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス
著者:大谷 和利
発行:アスキー(2008.1.25)
ISBN:9784756150967

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☆☆☆★★

アップルCEOのスティーブ ジョブズについて書かれた本です.それなりに面白かったが,なにかを得たかというとそうでもない.

2009年4月7日火曜日

サイエンス・インポッシブル


題名:サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か
著者:カク ミチオ
訳者:斉藤 隆央
発行:日本放送出版協会(2008.10.25)
ISBN:9784140813249

PHYSICS OF THE IMPOSSIBLE:A SCIENTIFIC EXPLORATION INTO THE WORLD OF PHASERS,FORCE FIELDS,TELEPORTATION,AND TIME TRAVEL
by Michio Kaku
2008

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☆☆☆☆☆

SF的なネタを現代の物理で説き起こしている本です.お勧めです.ご本人も書いてますが,いっぱいとは読んだんでしょうねぇ.最近そういう人たちが最先端で仕事をするようになってきて,ああ未来が作られているのだなぁ,と感じます.

2009年4月6日月曜日

教養教育の系譜

題名:教養教育の系譜 アメリカ高等教育にみる専門主義との葛藤
著者:シェルダン ロスブラット
訳者:吉田 文,杉谷 祐美子
発行:玉川大学出版部(1999.12.25)
ISBN:9784472400612

The Batlles for Liberal Education in The United States History
by Sheldon Rothblatt
1999

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☆☆☆★★

アメリカのリベラル・エデュケーションに関しする6本の論考をまとめた本です.とても面白い項とつまらない項があり,寄せ集めの感が拭えません.