2021年4月17日土曜日

越境する認知科学3 信号,記号,そして言語へ コミュニケーションが紡ぐ意味の体系


題名:越境する認知科学3 信号,記号,そして言語へ コミュニケーションが紡ぐ意味の体系

編者:日本認知科学会

著者:佐治伸郎

発行:共立出版(2020.2.28)


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☆☆☆★★


子供が意味の体系を構築していく過程について書かれている本です.タイトルからでは,わかりませんね.タイトル買をしたので,期待した内容とは大きく異なっていました(内容が面白くなかったというわけではありません).資料として.

p107 下から9行目の「結びつくと」の「と」はトル?

p140 5行目の「共有されることはな」の「な」はトル?

p158 最下行の「一期分は発話行為の観点から言えば,一語文は……」の「一語文は」はどちらかをトル?

p190 一行目の「スペクトルム」は物理的な意味の「スペクトル」なのでしょうか.「スペクトル」と「スペクトラム」はわかりますが,「スペクトルム」というのは見慣れません.また,物理的な意味の「スペクトル」だとすると,「ピンク」は含まれないと思うのですが?

p228 4行目の「日本語ならすべて「持つ」という動詞で呼ばれるような事態を」というのは無理があるように感じます.日本語でも「持つ」以外の動詞はあるのだから,「日本語では「持つ」という動詞でも表すことができる状況を」ということなのでしょうか?