題名:中公新書 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント著者:鎌田浩毅
発行:中央公論新社(2018.3.25)
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☆☆☆★★
火山学の研究者によって書かれた合理的な読書術についての本です.本を読むのが苦手な人に書いた,と書かれているので,本をよく読む人にとっては自明のことが書かれています.ていうか,本を読むのが苦手な人がこの本を読み切ることができるのか,とちょっと心配になります.この本を読むことができるなら,十分本を読むことができるのではないかと…….資料として.
題名:1から学ぶ大人の数学教室 円周率から微積分まで
人類が火星に移り住む様子について語られている SF です.長い.各巻 500 ページほど,『ブルー・マーズ』に至っては 600 ページ超えです.そして,3 部作のそれぞれが出る間隔も長い.シリーズ最終作の『ブルー・マーズ』が出たのは,最初の『レッド・マーズ』が出てから 20 年,2 作目の『グリーン・マーズ』が出てから 16 年経ってからです.これだけ間があいてもきっちりシリーズを完結させてくる東京創元社には敬意を払いますが,『レッド・マーズ』『グリーン・マーズ』がどんなお話だったのかは忘れてます.もう一度最初から読み直しましたよ.面白いのですが,一気に読むとさすがに疲れます.そして残念ながら,良い長編を読んでいて残りのページ数が少なくなってきたとに感じる「ああ,終わってほしくない」という感覚は得られませんでした.長すぎかも.ところどころ,物理的に木になる記述があることも含めて,星ひとつ減点.
火星に宇宙エレベーターがつくられ,落とされ,またつくられます.宇宙エレベーターの記述についてはいろいろいいたいこともありますが,書かれた時代を考えるとこんなものかなと.